コンクリートの⾮破壊検査
概要
ハンマーでコンクリート表面を打撃することにより、コンクリートの圧縮強度を、 誰でも簡単に推定することができます。また、打音検査法と同様な簡便さであり、計測結果は全て自動的に計測器へ記録されるため客観性のある結果が得られます。
また、表面の劣化状態などに左右されないコンクリートの圧縮強度の推定が可能です。
測定可能なもの
- コンクリートの圧縮強度(普通コンクリート、高強度コンクリート)
- コンクリート表面の劣化(塑性化)度合いの検知(Index値)
- コンクリート表面の骨材剥離などの検知(ステータス値)
※測定範囲の深さは約5cm程度です。
主な活用範囲
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既設コンクリート構造物の健全性試験(ストックマネジメント)
- 圧縮強度推定
- 構造物の表面劣化度合い(塑性化)の検知
- 構造物の表面近傍の骨材剥離の検知
- 中間検査、完成検査でのコンクリートの健全性試験
- 補修・補強工事の着手前と完成後の状態確認
- 構造物全体調査から詳細調査必要箇所の絞り込み
- 災害・地震発生後などの一斉緊急点検