特色のあるため池
やかた
矢方池

場所:築上郡上毛町大字矢方

 矢方池の周辺地域は、しばしば旱害に見舞われる地域であったことから、明治11年頃、時の庄屋高橋庄蔵翁が矢方池の築造を提唱しました。しかし、関係する村が28村というあまりにも壮大な事業であったため、計画は一向に進まなかったが、同翁の己の身を顧みない熱意により、明治21年着工・同33年竣工の大工事が実現しました。同翁は志半ばの明治24年「ああ矢方池」の言葉を残し、この世を去りました。その後、同じ志を抱く矢幡小太郎氏が同翁の遺志を引き継ぎ、立派に工事を完成させ今日に至ります。

堤高:(甲池)19.0m(乙池)9.0m(丙池)9.5m 堤長:(甲池)207m(乙池)65m(丙池)88m  

貯水量:(甲池)610m3(乙池)86m3(丙池)46m3 受益面積:308ha 築造年:明治33年度完成 

管理者名:上毛町外一市一町矢方池土木組合